一般歯科・歯周病

  • デジタルX線装置によって放射線量が以前の10分の1になりました。
  • 歯科麻酔注射が表面麻酔を使用してほとんど痛みなくできるようになりました。
  • 虫歯の新しい治療法 : Waterレーザーを使用し、光(レーザー)と水で歯を削り虫歯の治療を行なえます。
  • 深い虫歯にはDocsBestセメントや抗菌セメントを使用できます。

虫歯や歯周病については、細菌感染を原因とした疾患であるということに対応した治療やメンテナンスを行います。特に小さいお子さんの場合は、無理をせず細菌感染対策により虫歯の進行を抑制しながら管理し、治療ができるようになってから行うようにしています。

虫歯治療は、細菌感染した元に戻らない虫歯の部分を、削除して詰めることに変わりありませんが、削除量を最小限に、生物学的な観点から歯の中に細菌が再び入らないように配慮して治療することができるようになりました。神経をなくした歯の根管治療についても、新しい器具の開発によって、以前に比べ速く、きれいに治せることが多くなっています。

治療例

排膿している歯ぐきの孔に探索用ゴムを挿入し原因部を特定(歯根の先に至る)

歯の中の神経が感染した部分を掃除後、神経が入っていた部分を密閉

口は、消化管の一部、腸と同様に体内へ入る細菌の入り口として細菌防御の最前線になっています。
歯周病菌と全身疾患との関連が証明され、位相差:顕微鏡を使用して原因菌を確認し、歯周病の原因となっている細菌を除菌していく方法も行えます。歯肉を切り開いておおがかりな掃除をする部分が少なくなっていく感じがあります。またメンテナンス中は口内の善玉菌を増やして悪玉菌を住みにくくするような方法や善玉菌の増殖源を摂取する方法などがよいでしょう。